2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2010/05/30

10.5.29 旅れっしゃ京葉号・1

京葉線に113系の臨時列車が走るという情報を聞いたときには驚いた。その名も「旅れっしゃ京葉号」。

蘇我で113系天国の外房・内房線に接続し直通運転も行う京葉線だが、その形は「片乗り入れ」で、房総用113・209・211系が京葉線に入ってくることはない。
京葉線が東京に達する前には「東京開業時には113系が房総からの直通運用で入る」なんて話(もしくは噂)も出ていて、蘇我—東京間途中ノンストップの通勤快速の設定が発表されたときは、クロスシートのある車両はちょうどいいだろうと誰もが思った。E217系がまだない時代だ。
ところがフタを開けてみれば、京葉線の4ドア車ですべてをまかなうということになっていた。

私は鉄活動が途絶えていた時期もあって全ては知らないが、113系の旅客列車が京葉線を走ったという話は聞いたことがない。
ちなみに3ドア車でいうと常磐線用403・415系が「ワンダーランド号」で、また北関東方面の湘南色115系・E231系なんかも団臨で京葉線への入線実績がある(こちらの記事参照。E231系のネタはなし)。


たった4駅間の「旅」

「旅れっしゃ京葉号」はよくわからない不思議な行程。
新習志野11:16→海浜幕張11:21-11:59→検見川浜・稲毛海岸通過→千葉みなと12:07-12:20→海浜幕張12:29-13:05→新習志野13:10というものだ。
ちなみに、びゅう商品としては大人¥2,500で新習志野発着の往復乗車ツアーがあり、駅弁・冷凍みかん・ポリ容器のお茶という懐かしの3点セットと、京葉線オリジナルハンドタオルが付く。
幕張メッセでは「旅フェア2010」が行われているそうで、それに関連したものなのかもしれないが…。どうせなら東京—蘇我間の全線を走ってくれたら楽しいのに。撮影ネタとしてもね。

始発駅の新習志野に11時前に赴くと、ホーム上のあちこちに鉄道ファンが。言い換えると、明らかに一般客でない人ばっかり。
入線を狙える1番線ホーム蘇我方は場所獲りが難しそうなので2番線の端へ回ることにした。そのホームへ上がると、EF65PF国鉄色牽引の貨物列車が1番線を通過。うーん、これは撮りたかった。



旅れっしゃ京葉号の発車時刻表示(新習志野)

珍しい表示も記録しておく。ローマ字にはいろいろ決まりがあって、方向幕や駅名標では「海浜幕張」を「KAIHIMMAKUHARI」と表記する。「ん」がMの前にくる場合は「M」になるのだ。しかし、このLED表記では-が入っているので「KAIHIN-MAKUHARI」が正しいんでは? とも思ってしまう。
ちなみに「八丁堀」は「HATCHOBORI」で、Oの上には−が付く。これはメトロも一緒だ。


E331系(新習志野)

PFに続いてのフォトジェニック車はE331系。いまのところ順調に休日運用を続けている。


201系(新習志野)

そしてこの201系が到着するころ、背後では113系がケヨ区からのオーバーパスに現れ、一旦停止していた。201系に気を取られ気づかない人間もいた。脇に見切れている1番線側の人間にとっては201系が被る恐れも発生。



201系・113系「旅れっしゃ京葉号」(新習志野)

蘇我では日常的に見られる車両の組み合わせだが、「海浜幕張」と「快速」という非日常的な方向幕の組み合わせ。…なるほど、検見川浜と稲毛海岸を通過するから「快速」表示なんだな。2枚目には撮影者の多さへの警戒からかハイビームに切り替え。




113系「旅れっしゃ京葉号」(新習志野)

どうやら1番線組は被られずに済んだ様子。速度制限がきついのでかなりのスローな入線だった。
駆り出されたマリS65は房総方先頭車が2000番台で、ほか5両は1500番台車。つまりは113系の中では車齢が若く、全車シートピッチが広いタイプだ。

この後1番線に回って停車中の姿を撮ろうかとも考えたが、新習志野方3両はびゅう商品購入者向け、千葉みなと方3両は一般開放とのこと。1ボックス空いているところを見つけたこともあって、113系のボックスでの京葉線乗車体験をすることにした。


113系「旅れっしゃ京葉号」車窓(新習志野)


113系「旅れっしゃ京葉号」車窓(新習志野—海浜幕張)

窓を開けつつ、113系の窓枠はしっかり入れつつ撮ってみた。ケヨ区へ帰って行く209系500番台に遭遇。




113系「旅れっしゃ京葉号」車窓(新習志野—海浜幕張)

201・205系に混じって、デビューを待つE233系の姿も。4本が寝ていた。数年後には、この位置はE233系ばかりになるわけだ。


東京開業当時の風景(新習志野—海浜幕張・1990.3)

走行中列車の運転台背後から撮った東京開業当時のケヨ区。まだラシ区だったか? 背後のビルの数のちがうこと。
端の205系はマリンちゃんのHM付、103系低運車の付属4連は2本とも1灯ヘッドライトのクハ、415系はワンダーランド号、手前の高運103系は「京葉線」表示だ。
そういえば、「京葉線」幕に固定されていた51+K1編成はマリ区に疎開しているとか。4本の201系からついに離脱車が出てしまっているのだ。今後も51+K1が走らないままなのかは明らかになっていない。



113系「旅れっしゃ京葉号」車窓(新習志野—海浜幕張)

窓を開けていてもさすがにカッチリは撮れず。「走行中は窓を開けないで」のアナウンスがあったのはこの頃だったか? 先に言っておくれ。


線路下でも撮影会

千葉みなとまで乗ろうかと迷ったものの、やはり長い停車時間の間席を守ってじっとしているのも何なんで海浜幕張で降りる。


113系「旅れっしゃ京葉号」(海浜幕張)

側面方向幕は「臨時」。



旅れっしゃ京葉号の発車時刻表示(海浜幕張)

なぜか「始発」表示になっている海浜幕張ホームの表示。


「駅弁屋」さん(海浜幕張)

駅弁屋さんを尻目に3番線に回って113系を撮ろうとコンコースに降りたら、ゆるキャラ軍団に遭遇。










ゆるキャラ&ご当地ヒーロー集合(海浜幕張)

Suicaペンギンや千葉県の地図を象った赤いイヌ…もとい、イヌに似た架空の動物・チーバくんをはじめいろんなゆるキャラが集合。即席撮影会が始まった。高架上では113系の撮影会状態で、上でも下でも、という感じだ。
ちなみに、ビアミーゴの写真に見切れているベイスターズのユニフォームを着ている人は単純に千葉マリンスタジアムへ交流戦観戦に来たベイファンで、ゆるキャラではない。
千葉県民の私は一度チーバくんをナマで見てみたかったので、この出会いには感激。

それぞれのキャラがなんなのかは、各自お調べください。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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