2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2010/10/20

ジョイフルトレイン なつかし写真・3 フェスタ・アストルの上京

9月・10月はなつかし写真を中心に記事を立ててきた。それは、リアルタイムではあまり撮りに行けていないから。
が、それを続けるうち、まとめてアップできる状態のなつかし写真のカテゴリーがだいぶ減ってしまった。

この数日は過去に撮った紙焼きの再スキャン作業に没頭した。
過去に書いたかも知れないが、「再」がつくのは、古いスキャナでは昨年取り込んであるものの、画質がよくないためすべて現在使っているスキャナでやりなおしているからだ。すでにアップしたものも、少しずつ再スキャンしたものに貼り替えている。残るは京成系だが、枚数が多いのでしばらく後になりそうだ。


新たな再スキャン写真もたまったので、今回から数回に渡って、私の住む東京圏へ「遠征」してきた車両の写真の記事をアップする。
まずは気動車ジョイトレ2本。


顔を「顔」にしちゃいました

国鉄〜JR移行の1980年代中頃以降、ジョイフルトレインと呼ばれる臨時・団体列車用車両が各地に続々登場した。
現在でこそJR東日本に電車タイプが多く存在するが、基本は非電化区間にも入れる客車・気動車タイプがほとんどという感じだった。
東京圏所属のジョイトレは客車と電車のみで、気動車ジョイトレは上京するだけでネタになった。

ところが、広島からやって来るとなるとそのレベルは上がり、さらにこんな奴だったらもっとウキウキだ。1989(平成元)年4月のこと。


キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

「リゾートサルーン・フェスタ」。ジョイトレに展望車は当たり前という時代、さらなるギミックとして設けられたのが「口」。それは魚をモチーフにしているものの、白い車体から「オバQ」とも呼ばれた。
展望窓を目とするか、口の上のライトを目とするかで、オバQか魚かに分かれる。


キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

ひらく。まさにお口アングリ。
口の中は3色LED表示器になっている上、スピーカーがついていて「しゃべる」のだ。この日は「ぼくはフェスタです」的な自己紹介をたぶん女性の声優?さんの声で流していたと記憶している。



キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

上唇が固定なので「下段上昇式」。閉じているとむくれているように見える。




キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

くちびる上のライトは白点灯もできる。
「マリンアイランド号」は広島県内で開催される「海と島の博覧会(海島博)」のPR列車で、品川へ来たのは全国を回ったうちの一つのようだが、他にどこへ行ったのかはよくわからない。窓のステッカーはアとイの間で区切った方がバランスがよかったと思う。
3枚目の右端にいるのは海島博のマスコット「アビ丸」。広島の県鳥・アビが元だそうだ。



キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

車内も公開。運転台と展望席からの風景。多数の鉄道ファンがカメラを向けている。



キハ58系「リゾートサルーン・フェスタ」(品川・1989.4)

一般座席と中間車のフリースペース。後者では博覧会関連の展示が行われていた。

人気者だったフェスタは2003(平成15)年に廃車、翌年解体されたそうだ。


アストルは朝撮る

1990(平成2)年3月31日、こんどは新潟から「ゴールデンエクスプレスアストル」が上野にやって来るという。
しかし、時間帯は早朝の一度のみ。友人と東西線の始発列車で向かった記憶が残っている。


キハ58・65系「ゴールデンエクスプレスアストル」(上野・1990.3.31)

夜も明けきらない上野駅に到着したアストル。展望窓は同スタイルの先輩・北海道用「アルファコンチネンタルエクスプレス」や北陸用「ゆぅトピア」で中央に横桟があったのに対し、大きな一枚窓+天窓という形に進化している。
両展望車はキハ65一般車の改造だが、中間車は急行「能登路」で使われた「ロマンスカー」というアコモ改造車を再改造している。ロマンスカーは外観はキハ58そのままだが、車内は新幹線0系の発生品座席を用い大型モニターを客室端に設置したもので、モニターでは能登の観光案内が流れていた。



キハ58・65系「ゴールデンエクスプレスアストル」(上野・1990.3.31)

上野口用211系と並ぶアストル。アストルは特急「雷鳥」との併結で能登特急「ゆぅトピア和倉」の任に就いていた「ゆぅトピア」2連の代役も務められるよう、両展望車は電車との併結対応になっている。また、アストル自身も「ユートピア高山」として雷鳥との併結特急に任に就いたこともある。



キハ58・65系「ゴールデンエクスプレスアストル」(上野・1990.3.31)

竣工の1988(昭和63)年当時の感覚が現れたバブリーなカラーリング。1997(平成9)年に延命工事を受けた際、上半分オレンジの、写真よりは落ち着いた塗装に変更。同時に中間車は別の車両を改造したものに差し替えられた。2007(平成19)年に廃車になっている。

同じ新潟所属の12系「お座敷&サロン佐渡」(カヌ座)の上京の様子はこちらで。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

サルーンフェスタカッコいい

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