2012/02/11

12.2.4 渋谷の3階

小田急の参宮橋駅脇の踏切を後にし、代々木公園脇の道を南下する。
近くを並行していた小田急の線路がカーブして離れていくと、公園の脇にメトロ代々木公園駅の入口が現れる。


狭小ターミナル

メトロ千代田線代々木公園駅は、代々木上原到達前の一時期は終点となっていた。その代々木上原方の出口(八幡口)を出るとすぐ小田急の代々木八幡駅があり、のりかえることができるので、終点当時はそんな乗り継ぎで使った利用者も多いだろう。
私がたどり着いたのは綾瀬方の富ヶ谷口。ここから入場し、渋谷へ向かう。

「渋谷」といっても、私が目指すのは銀座線渋谷駅。銀座線車両は全然撮れていないので、01系が健在なうちに記録をしたいのだ。代々木公園駅から渋谷の街なんかスキップで行ける。

表参道で銀座線にのりかえ、宮益坂の脇からビルの3階のホームに滑り込む。銀座線がムリをしているのではなく、駅が「渋谷」という谷の底にあるだけだ。
相対式ホームの銀座線渋谷駅は乗車ホームと降車ホームに分けられていて、改札内ではつながっていない。ゆえに、降車ホームに外から入ることはできない。


01系(渋谷)

本線方から小さいカーブでホームに入る構造。まずは乗車ホームに入線した始発列車を撮る。
第三軌条式ならではの低い天井の空間、窮屈そうに01系が歩みを停める。4次車・35F。




01系(渋谷)

お次はトンネルから顔を出す到着列車を狙う。2枚目はバッサリシャドウとなぜかグラデーションに写ったオレンジ帯の組み合わせが面白い感じになった。さっきの浅草行の連番の36Fだ。01系チョッパ車のラストナンバー。



01系(渋谷)

となりの浅草行は早くも次の列車で編成は15F。露出オーバーだな…。




01系(渋谷)

連番の16Fが来た…って何なんだ? この引きは? するってぇと、次は31Fが到着するんだろうか? 15・16Fは1次車で、非冷房で登場したが、のちに冷改されている。登場当時規格に収まりきる冷房装置がなかったのが非冷房登場の理由のひとつ。なお、1次車は「非暖房」なんだそうだ。


01系(渋谷)

渋谷駅奥には上野検車区渋谷分室があり、列車の折り返しも行われる。


01系(渋谷)

来たのは26Fだった。2次車で、新製冷房車。


01系(渋谷)

望遠で04Fの到着を撮って終了。冷改の1次車は屋根肩の通風機が部分的に残されている。新製冷房車は両端のみ開口部があり、スッキリしている。

このホームでの撮影はいろいろと気を配らないといけない。高頻度の銀座線はひっきりなしに列車が来る。ホームは狭いところが多く、駅員さんも複数名が立って業務を行っている。列車到着時の被りも多い…ということで、早めに撤収した。

なお渋谷駅は周辺が再開発で次々変貌をとげている。この銀座線は現ホームの手前の明かり区間の位置に駅を移し、島式ホーム化される。ほか、東横線が副都心線と共用の地下駅に移るとその跡地に埼京線ホームが移り、山手線は島式1面に戻る(もちろん幅の広いものだろう)予定だ。なんだかテトリス的な整備。

これで帰ることにしたが、メトロにまた入るのもアレなので、山手線で高田馬場へ出て、外で油そば(店がバレるな)を喰らってから東西線で帰宅した。馬場では253系の東武直通特急が脇を抜けていったが、晴天の日を浴びたあの車体、幕板がボコボコだった。あのカラーリングは早々に変わるんじゃないかと思う。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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