2012/09/23

12.9.22 大奥、動く

ちょこちょこと訪れて記事を残してきたメトロ東西線の深川検車区行徳分室。
引退した05系初期車06F・13Fが留置されてから1年を過ぎている。


中抜き

とある平日朝の車窓で、3番線の6/06がバラされ黄色のアントが繋がれているのが見えた。アントに続くのは6両より少なく見えた。1年以上中野方6両の状態で動かなかったあの留置車が動いたのだ。

この土曜朝に様子を見に行った。本線江戸川第二橋りょうの上流側にある駐車場(バーベキュー客需要で混んでた)に車を停め、車庫脇へ向かう。



05系(深川検車区行徳分室)

20日前に3番線に06Fの中野方6両は、3番線に3両を残し、3両はアントが4番線に押し込んだようだ。
このあと歩いて横から眺めてみたら、3番線の一番奥は06F西船橋方先頭車の05106が繋がれていた。大奥にいる13Fの西側にいた4/06Fの一番奥(南側)が05106だったが、3連を組む形に入れ換えが行われたわけだ。05006は前回訪問時の「原木中山」のまま。




05系(深川検車区行徳分室)

以前05106がいた位置には中抜きにされた2両と、これからそうなるであろう2両。
中抜きになった車両は社章や車号が切り取られており判別がつきにくいが、13Fの窓越しに見えた4両のうちの一番北側の車両の車号が05606だった。となりの1パンタ車は05506、弱冷房車は05406で確定なので、一番南側の車両は05306じゃないかと。そして、3番線の3連は北側から05006-206-106、4番線はアント-05906-806-706と思われる。
この初期車は営団時代のSロゴが残っていて、その上にメトロのMロゴのプレートを取り付けていた。そのプレートを外した上、Sロゴもアルミ外板ごと切り取ったわけだ。車号も同様。いつしかイベントでオークション販売でもされるのではないだろうか?






05系(深川検車区行徳分室)

13Fは幕も含めて前回訪問時と変わらず。



05系(深川検車区行徳分室)

車号を切り取るのに窓から縦に切れ目を入れているのがわかる。まるでプラキットだ。クーラー・ドア・窓ガラス・座席・化粧板が外され、構体の裏側も露出している。こうなると、あとは重機の餌食になるだけ…。


JR E231系800番台(妙典—原木中山)

1番線にJR車が来ていなかったので、その入庫回送が来るのをしばらく待った。西船橋から来たこの回送列車が妙典駅から行徳分室に入ってくる。


05系(深川検車区行徳分室)

2番線:25F、4番線:アント+06F4両、5番線:43F。




JR E231系800番台(深川検車区行徳分室)

正面助士側に白の編成番号レタリングが入ったJR車。最近05系・07系は正面のMロゴがはがされ、15000系は正面の各駅停車の行先表示が左右フルサイズに変わったので、東西線を走る東葉2000系以外の車両の顔にみな小変化があったことになる。





JR E231系800番台(深川検車区行徳分室)

水管橋の下で運転士から検車区の係員に交代し、川沿いの1番線に入庫。



05系(深川検車区行徳分室)

急カーブの連絡線に車庫側から32Fが入線。再び車庫側に引き返した。転線作業だ。

駐車場に戻って車で移動、反対側から車庫を眺める。


05系(深川検車区行徳分室)

屋根の点検ができる9番線に入っていたのは、さっきの32F。



05系(深川検車区行徳分室)

ズームで撮って確認したら、やはりアントと繋がっているのは05906だった。

2年前の5月にここでアントに編成をバラされる姿を見た11Fも、最終的には3連になって近畿車輛に送られた(輸送は1両ずつの道路陸送)。11Fは試験車として活用されているとのウワサもあるが、未だ姿を見せないままだ。
5000系ステンレス車・アルミ車もみなこの車庫で3連で残って教習や入れ換え用で使われていたが、06Fはどうなるのだろうか? そして10両健在の13Fの処遇は…?

なお、翌23日も朝に出かけて1・2番線に車両がいないところで3/06Fを撮ろうと考えていたが、雨のため断念。車庫脇の草も伸び放題でただでさえ横から撮るのは大変な環境だったので、雨では行く気にならなかった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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