2013/07/22

13.7.21 南房・中房・そと房・1

E653系というと、特急「フレッシュひたち」用として常磐線を走っていた車両。
「ひたち」は運行体系を変更してE657系を上野口、E653系を仙台口担当とする予定が組まれていたが、津波でE653系の働き場は流されてしまった。

けっきょく常磐特急はE657系オンリーとなり、E653系は651系とともに常磐特急から外れてしまった。
交直両用のスペックを活かし、7連口は日本海側の特急「いなほ」として485系淘汰に用いられることとなり、 すでに第一弾の編成が装いもあらたに登場した。
勝田に残っている他の編成は、廃車になった485系イルカ編成2本に代わって多客臨や波動用として地道に活躍を続けている。


SDカードは戦力外

7月後半の土日4日間、E653系の快速「マリンブルー南房総号」が設定された。なんと高崎—安房鴨川間(武蔵野・京葉・外房線経由)という、E653系には縁のないところばかりを走る列車だ。これまでも団臨や多客臨で京葉線東京口へはちょくちょく来ていたが、房総方面へ顔を出したイメージはあまりない。私は過去の実績には詳しくないが。

ひとまず、朝イチの列車をいつもの場所で撮ることに。


205系(船橋法典—西船橋)

本当は一発目は東京行を撮ったのだが、またカメラの保存エラー。この列車は保存できた。
前日には583系の「わくわくドリーム号」が来たが、すでにここでは撮影済みなうえ出かける用事があったので見送った。



E653系快速「マリンブルー南房総号」(船橋法典—西船橋)

背後から府中本町行205系が迫る中、なんとか被られずに撮れた。前日と同じ青のカツK308編成だ。見づらいが、前頭部の「HITACHI EXPRESS」のロゴはまだ残っている。
7連口はみんな「いなほ」用になるようなので、私は未撮だったこの青の編成を記録できてよかった。…まぁ他の色も数はわずかで、明るい条件で撮ったものは皆無なのだが。

ひとまずこの場所は撤収し一旦帰宅。
参議院選挙の投票を済ませ、ノジマ電器に寄って新しいメモリーカードを購入。こんどのはSDHCにした。ついでにカメラのLCDに貼るフィルムも買った。昼間の撮影時に効果を発揮してもらおう。


中房へ

当初はE653系の復路を南船橋で撮ろうかと考えていたが、それではあまりにお手軽すぎて面白くない。
E653系はヤンマーカーブ(私だけの勝手な呼び名)で撮ることに決めた。17時ごろの現地通過だが12時前に車で出発、走行写真を撮れていない小湊鐵道といすみ鉄道の国鉄形急行を撮って、その帰りにヤンマーへ向かう。

館山道を市原ICで下りる。小湊鐵道はその近くを通っている。
五井発の列車がそう遠くない時刻にあるようだ。線路に近づくべくテキトーに進むと踏切が見えてきて、目の前に来たところで鳴いた。
上総中野方からの上り列車が来た。車を降りて早速撮ってみる。



キハ200形(五井—上総村上)

やって来たのはキハ214の単行。踏切で撮ってるからか、両側とも地面へ延びる線が見切れてしまった。
踏切の五井方はスコーンと抜けた風景なので、五井発の下り列車もこの近辺で撮ることにした。



(五井—上総村上)

田んぼの稲はキレイに拡がっていた。梅雨に雨が降らず、今年は各地で稲作に多大な影響が出たというが、ここの稲はどういう状態なんだろうか?
先週から夜が涼しくなり、この昼間も強い日差しで暑さはあるもののこの数年のうだるような蒸しムシ感はなかった。 地球はどうなっちゃってるのか気になるが、いまの涼しい夜などはそもそもの「平年並み」にあたるようだ。





キハ200形(五井—上総村上)

下り列車も先ほどのキハ214。単行は撮り方が難しい。往復ともヘッドライト滅なのが残念。

線路に沿った道路で上総中野方面へ進む。内房とも外房とも言えない、「中房」方面だ。これも私の勝手な呼び方。
跨線橋のある光風台駅(能勢電にも同名の駅があるようだ)の脇を通りすぎたあと、背後から列車が来るのが見えた。そうか、さっきの列車をとっくに追い抜いていたのか。
カーブの先に踏切、近くに広い駐車場のコンビニというシチュエーションのポイントがあり、買い物がてらコンビニに車を停め、キハ214を迎える。





キハ200形(光風台—馬立)

ここの踏切の音を聴いて驚いた。「カチンカチンカチン…」というレトロな打鐘式なのだ。
通過した列車を追っていると、上り列車が近づいているのが見えたので引き続きここで待つ。立ち位置は下り方に変えた。




キハ200形(光風台—馬立)

こちらは2連の列車。後追いは障害物が多く撮る気はなかったが、なんとHM付だったので無理矢理撮った。
これはHM付先頭のカットをどこかで撮りたいな。


そば屋

昼メシがまだである。上総牛久駅付近にさしかかると、ガストやマックもあって沿線でいちばんと思われる飲食店の集中度。
それにしてもラーメン屋の数が多い。ラーメンは好きなのだが、夏の昼間に喰うと汗が出るのでパスし、マックの向かいのそば屋に入った。

中高年6人グループとおばちゃん1人の2組の先客。6人グループの4人が頼んだうな重がかなり時間をかけて出てきた。私の上天丼セットは1人のおばちゃんの後となり、予想以上に待たされてしまった。
ほんとはじっくり食べたい上天丼セットをかっこんで、近くのカーブへ出向いた。どうにか5分ほどの余裕を持てた。





キハ200形(上総牛久—上総川間)

まさに街エリアと田舎エリアの境目という場所。下り方は緑しか目に入らない。HMは「枝豆 とうもろこし収穫列車 喜動房農園枝豆収穫祭」と書いてある。





キハ200形(上総久保—高滝)

列車はかなりな鈍足運行。再び追い抜いた先に手頃な場所があったので撮影。先頭に座る乗客の表情は「またあいつが撮ってる」と話してるように見える。

なおSDカードを替えたら保存エラーは出なくなり、撮影時のストレスが減った。やはりカードが原因だったんだな。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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