2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2014/09/16

14.9.14 ピンクの新京成・1

天気のいいこの日、ひさびさに新京成を撮りに出かけた。

新京成電鉄は6月1日に「ジェントルピンク」を主体とした新たなシンボルマークを導入し、駅名表示看板もそれに合わせたピンク色に変わるなどの変化が起きている。
その中で、現在8800形・8900形各1本がそのジェントルピンクをベースにした新カラーリングで登場。今回はそれがお目当てだ。


過渡期に突入

家からチャリで京成本線の東中山駅へ出る。何も撮らぬうちにすぐやって来た快速に乗り込み、京成津田沼まで移動。


8800形(京成津田沼)

6番線で待っていたのは8800形8809F。ドア脇に新コーポレートマークが貼り付けられている。Sの字をベースに、カーブの多い新京成線の線形もモチーフにしているとのこと。線の曲がり角の部分はこれまでのイメージカラーを引き継いだ「ニューマルーン」。



8800形(京成津田沼)

青空が映り込む。


8000形・京成3000形(京成津田沼)

松戸からやって来た8000形は京成千葉線へ直通。京成3000形は本線普通列車。2本とも画面左奥へ進みそのまま左右に分かれ、本線は千葉線を掘割でくぐって左側に進むという面白い線形となっている。

8809F先頭車に乗り、どこで降りようかと考えながら進む。2本のピンクの編成が走っているかの情報は特に調べなかった。せっかく出てきたのだから、ある程度の本数を撮影するのは決めているからだ。

途中で何人か松戸方を向いた撮影者の姿を見たが、ピンクの編成とすれ違うことがないまま初富を過ぎる。
北初富・新鎌ヶ谷・初富の3駅間の高架化事業が行われているが、北初富・初富両駅の付近が遅れていて、北初富駅は2月、初富駅は5月にようやく仮線への切り替えが行われた。本来なら高架化は2010年に終わる計画だったという。

進行方向右側に建築済みの高架橋が現れる。もうだいぶ前に建って以降、架線柱も立たずに非電化路線の高架線のような体(てい)でありつづけている。
その足元にあるカーブに接する位置に踏切があった。保線作業中のようだが、高架線と本線が並ぶ光景も期間限定の風景なので、そこで列車を撮ることにした。新鎌ヶ谷駅で降り、イオンの中を抜けつつ踏切へ到達。



8800形(新鎌ヶ谷—初富)

最初に現れたのは8815F。京成直通対応車と同じ英字入り方向幕だが、側面帯は茶色太帯一本のみで、京成直通はしない。
左側の上り線で作業していた保線作業員は画面左にエスケープ中。


8800形(新鎌ヶ谷—初富)

上下列車は初富駅で並ぶダイヤになっているため、下りが通過したあとほどなくして上りが来る。
つまりこの踏切では列車が来ない時間が長いが、完成している高架の下は日陰なので、真夏より湿度の落ちた今頃は快適な空間。風も適度にあってホントに爽やかだった。



8800形(新鎌ヶ谷—初富)

何と、2本目の下り列車がピンクだった。そして、今度は作業員がレール上に残っている。ま、敢えてここで撮ってるからいいんだけど。
準備中の高架線の脇の仮線を進む新塗色車。まさに新・新京成の風景への過渡期に突入したことを象徴する画。
8800形の新塗色は無塗装のアンチクライマーがいいアクセントになった。従来の塗装のときにはアンチクライマーのことなんて気にも留めなかったが、濃い色が上に被ったので存在感が出た。またスカートも従来のグレーから、車体と同じピンクになった。

8000形・N800形も含め、全車両が入場ごとにこのピンクを用いた塗装に変わる。従来の塗色が消えるまで4年かかるようだ。
この8816Fが8月出場でピンク第一号。そして、1本前の下りで来た8815Fは今年5月出場で、従来塗装で出場した最後の8800形となったようだ。



8800形(新鎌ヶ谷—初富)

京成直通車は側面が白を組み合わせたボーダーになっている。ベースの茶色は非直通車よりも赤みを帯びている。



8800形(新鎌ヶ谷—初富)

8900形のピンクも来ないか引き続き待ってみる。8814Fは英字なしの旧来の方向幕で、ドア帯も生きているオリジナルスタイル。



8900形(新鎌ヶ谷—初富)

8814Fと初富駅で並んだ上り列車は従来のカラーリングの8900形。8800形は6連化が完了しており、現在新京成で8連を組んでいるのはこの従来色の8900形のみ。



N800形(新鎌ヶ谷—初富)

京成3000形ベースのN800形。仲間は京成3000形、3050形、北総7500形・9200形とたくさんいるが、その中で初めて塗色変更が施されることになる。



8000形(新鎌ヶ谷—初富)

8510F。9編成があった8000形は5編成がすでに姿を消し、半分以下になってしまった。
8000形ははじめの2本が抵抗制御、3本目からは界磁チョッパ制御で登場。さらにVVVFインバータ制御への改造も進んだが、今年1月に5編成目の消滅となった8506FはVVVF改造車で最初の廃車。改造から4年での廃車だが、機器不具合が原因の措置だったようだ。残る4本はすべてVVVF改造車。


チャーハンを経て

8510Fを撮ったあと空腹に耐えかねて、近くにあったくるまやラーメンに入った。ラーメンは汗だくになってしまうので、チャーハンを喰らい、初富駅へ出た。
来月には現駅舎の供用が停止される初富駅。その現駅舎から上りホームまでは地下道も含めた異様な遠回りの仮設通路を歩く。


8800形(初富)

上り線はホームからこんな写真も撮れるが、光線の都合から、撮るなら朝がいいかも。
8815Fは先ほどの高架脇カーブで最初に撮った編成。チャーハン中に京成津田沼で折り返してきたわけだ。

この先松戸から常磐線に入るつもりなので、この列車で松戸側へ進む。
新鎌ヶ谷、北初富と進み北総線をくぐると、左車窓にくぬぎ山車両基地が見えてくる。N800形2本、8900形の従来塗装車が寝ているのが見えた。N800形・8900形は各3編成ずつだ。
ここまで姿を見ていないピンクの8900形8918Fは見えなかったが、その8918Fは中間サハ2両を外した6連で登場している。

どこか対向式ホームの駅で撮ろうかと探りつつ、元山駅で初めて降りてみた。このとき乗っていたのは最後尾=京成津田沼方。ホームの松戸方端っこへ向かってみると…うーむ。あんまりいいアングルじゃないな。
ということで、次に来た8512Fの列車でさらに進み、みのり台で降りる。


8000形(みのり台)

青空に白い雲がうかぶ、夏っぽい風景。湿度は真夏のそれではない。
この駅は高校時代、駅前にあったバッティングセンターへ行くために何度か下りたことがある。



8000形(みのり台)

先頭が逆光になるのはとうぜん知ってて撮っている。ここまで会っていない編成を撮るために降りているだけなのだ。




8800形(みのり台)

…といいつつ、8815Fに三たび遭遇となった。京成津田沼からここまでたくさんの編成を見たが、ピンクの8900形はどうやら走っていない様子。
3本あとの上りが千葉中央から戻ってくるピンクの8800形。もう先に見えているとなりの松戸新田駅の下りホームから迎えて撮るのも良さそうな感じなので、次の上り列車で移動した。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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