2016/09/30

16.9.21 阪奈神フォロー旅・10/三郷駅

久宝寺駅から大和路線の王寺行普通列車に乗る。

沿線は住宅地であるが、柏原(かしわら)駅を過ぎると右から大和川が近づいてきて、高井田駅の辺りからローカルな風景に変わる。


大和川ローカルゾーン

高井田駅を出ると大和路線は大和川を越え、トンネルをくぐり、また大和川を越えと忙しい。
田舎駅風情の河内堅上駅を過ぎるとまた橋りょうで大和川をまたぎ奈良県に入る。
さらにトンネルを複数抜け、もう一度大きな鉄橋で大和川を渡り、カーブを抜けた先が三郷(さんごう)駅だ。
とにかくこの3駅の間だけ飛び抜けて風景が変わるので面白い。


201系(三郷)

乗ってきた列車。運用番号も車号も77とは、なにかいいことがあるか?


(三郷)

ホーム端からJR難波方を見る。事前に調べておいたカーブアングルで、これがお目当てでこの駅に来た。
奥に見える第三大和川橋りょうは2タイプ(曲弦・並行弦)のトラス橋が連なる面白いもの。トラス橋自体も斜めに歪んでいて、橋の端の斜めの部材は橋の中央から出口を見た際の右側にしか付いていない。
写真手前の並行弦のほうが新しい。もともと短いプレート橋が連なっていた部分を、水路の幅が拡がったためにトラス1本に架けかえたそうだ。橋を架けた当初は曲弦トラスの部分しか川の水路幅がなかったのだ。
それにしても2本のトラス橋、ペンキの色ぐらい合わせればいいのにとも思った。



(三郷)

東京圏では武蔵野線の“みさと"駅が思い浮かぶ「三郷」の文字。
下り線(JR難波行)2番ホームの向こうは緑の生い茂る世界。紅白鉄塔が立つ山は大和川の向こう岸。


(三郷)

上り線(名古屋行)側にはAコープが入った集合住宅と駅舎が建ち、風情が異なる。



(三郷)

2面3線風の1番ホームは反対側にも点字ブロックがある。
昔は国鉄型配線で…と思ったが、2面3線なら本屋側が駅舎直結の1面となるはず。この駅の駅舎・改札口は写真の赤い屋根の建物1つだけと不思議な状況だ。
調べてみると地元の要望で1980(昭和55)年にできた請願駅で、意外に歴史は浅かった。「0番線」(…規格どおりに造れば正味の1番線)はもともとなく、将来の拡張準備にすぎない。1番ホームは0番線用地を横切るショートカット階段で駅舎とつながっている。




221系(三郷)

6両編成の大和路快速が通過。NC602編成。全車の番号が3だ。
大阪環状線行なのでO表示。


221系(三郷)

次の王寺駅から和歌山線に入って高田まで行く快速。和歌山線の路線記号表示。


221系(三郷)

下りJR難波行快速は大和路線の路線記号
このように行先によって制定した路線記号とカラーを用いて表現しているのだが、沿線利用者はそれを意識して見ているか?といえば、我々のような趣味人やデザインに興味がある人以外は気にもとめていないと思われる。



201系(三郷)

ウグイス色が来てこそ大和路線と感じる。ウグイス201系のアウトカーブ写真は3月のフォロー達成。
そして、2番線の接近放送も流れている…。



201系・103系(三郷)

わ、103系が来た。





103系(三郷)

前日JR難波から八尾まで乗ったNS618編成だった。JR難波方先頭車のライトは前日と違って2灯とも点いている。
出発は動画撮影。いつもどおりここには載せない。


221系(三郷)

8連・NB803編成の大和路快速。4連、6連と撮ったあとだったため、後ろが切れてしまった。



221系(三郷)

NA410編成ともう1本の4連をつなげた8両編成の大和路快速。





201系(三郷)

日中の普通列車の折返しは次の王寺駅のため、先ほどアウトカーブで撮った編成が短い時間で当駅に再び現れる。



201系(三郷)

ND608編成。おそらくこの次のウグイスが久宝寺で見た103系のはず。



221系(三郷)

転落防止柵が先頭にも付いたNA427編成。

この列車のあと、SDメモリカードを持参したもう一枚のほうに入れ換えた。
撮影後の保存に時間がかかるようになってきたので、3月の反省を活かし早めに交換した。



221系(三郷)

8連のNB808編成は7月に網干本所での京阪神担当から異動してきたもの。
マスタードがブチュってかかっちゃったような黄色いのが気になる。



221系(三郷)

大阪環状線内で混雑を生む6連の大和路快速。


221系(三郷)

車号表示9で1パンタなのはNA430編成で、これまた今月網干から異動した編成。



201系(三郷)

ND608編成が王寺からとんぼ返りしてきたが…何と1番線の接近放送が。
お目当てが被られる!





103系(三郷)

が、なんとかセーフでした。メモリカード交換でスムーズに処理も終わり安心。
ウグイス103系6連のアウトカーブ写真も3月のフォロー達成。
この103系NS619編成を見送って、カーブ撮影は終了。


(三郷)

改札を出て三郷駅駅舎を眺める。いかにも70年代と80年代のはざまに生まれがちなデザインの駅舎。




103系(三郷)

跨線橋を渡って2番線に回る。最初に来た普通列車はやっぱりNS619だった。


(三郷—河内堅上)

大阪府内に入ってすぐの第四大和川橋りょう。103系のサッシをフレームにして眺める。
プレート橋だが、その下で水路を直角方向で跨いだワーレントラスが支えているという珍しい橋。
前日の台風の影響で川はこんな色をしている。加茂から東の非電化区間(大和路線ではなく本来の関西線と呼ばれる区間)は線路敷が多くの雨水を吸い込んだ影響でこの日も一部徐行運転となっていた。


(河内堅上)

河内堅上駅は非常に利用者が少なく、上りホームの上屋は写真の駅舎の範囲だけ。田舎駅丸出しだ。
春はホームに桜が咲き乱れ、夜はライトアップもされるという。


(河内堅上—高井田)

第六大和川橋りょう。手前の第五大和川橋りょうとの間にあるトンネルが上下線で離れて別々になっており、それに合わせるように橋りょう部も上下線間で開いている。

このあと久宝寺で大和路快速にのりかえ、大阪環状線内まで進んだ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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